寝むる時間も惜しい、万葉の藤万葉の薔薇

2019年05月19日

満州の丘に立ちて

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きょうの音楽

満州の丘に立ちて (На сопках Маньчжурии)

作曲:イリヤ・アレクセエヴィッチ・シャトロフ
歌詞:アレクセイ・イワノヴィッチ・マシストフ
バリトンオペラ歌手:ディミトリー・ホロストフスキー(Дмитрий А. Хворостовский)


日露戦争(明治37年2月〜38年9月)の満州・奉天会戦は共に厳しい戦であった。両軍に多くの死傷者を出しロシア軍は戦意を喪失し、日本軍は既に限界に達していた。戦争終結翌年(明治39年)ロシア軍の軍楽隊長イリヤ・シャトロフが戦死者を弔い吹奏楽で作曲した。

シャトロフの歩兵連隊も多くの戦死者を出した。曲名は「満州の丘のモクシャンスキー歩兵連隊」で、寂しいワルツである。それから20年経ち、この戦いが如何に悲惨であったかを示す歌詞が付けられ、歌曲「満州の丘に立ちて」が生まれた。哀愁に満ちたこの歌は今もロシアで歌われている。

日本陸軍24万人、ロシア帝国軍36万人が交戦し、日本側死傷者は約7万5千、ロシア側死傷者および捕虜は約9万(死傷者数wikipedia)となった。日本軍勝利とはいえ、決着は日本海々戦に持ち越された。
ベンチャーズが「さすらいのギター」(MANCHURIAN BEAT)で演奏して世界ヒットする。  

  「満州の丘に立ちて」 日本語訳詞:笹谷榮一郎

   静かに霧は流れ
   雲の彼方に 月は輝きぬ
   白く光る十字架
   安らかに勇士は 丘に眠りぬ
   面影わすれじ 永久(とわ)
   勝利の誓い はたさん
   やがて平和は来たりぬ
   我等が上に(繰り返す)

   静かに霧は流れ
   雲の彼方に 月は輝きぬ
   白く光る十字架
   安らかに勇士は 丘に眠りぬ
   なつかし母 若き妻 嘆き悲しむ
   勇士を偲び惜しむ 全ロシア
   静かに霧は流れ
   雲の彼方に 月は輝きぬ
    

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  デルフィニウム 5月16日 ひょうごフラワーセンター


naturococo at 01:00│Comments(4)

この記事へのコメント

1. Posted by じゅんちゃん   2019年05月24日 11:51
haruka1さん、こんにちは。
すばらしい晴れの日が続きますね。

白、青、紫といった花々の幻想的で美しいこと! お写真の力ですね。

昨日は、遠方からの友人と鴨川あたりを歩きましたが、夏空でした。

バリトンのディミトリー・ホロストフスキー、いいですね!

ベンチャーズの演奏だと、また趣が変わります。(^^♪

2. Posted by haruka1   2019年05月24日 16:43
じゅんちゃんさん、こんにちは。

初夏の日差しですが、心地良い風が吹いています。カメラを持って出かけて5月の風と光を満喫しています。

デルフィニウムの青色は格別な色合いなので、写真の現像でも出来栄えが一番の楽しみしみですが、お褒め下さって嬉しいです。鴨川の土手の新緑と青空はいまが一番、懐かしいですね。

歌劇歌手のディミトリー・ホロストフスキーがこの歌を歌うなんて、見つけた時は驚きでした。残念ながら50才台半ばで2年前に亡くなりましたが、いつも気なっていた素晴らしいバリトンです。

ロシアの財宝が思わぬ歌を歌っているで探すのも楽しいです。


3. Posted by とうりすがり   2019年07月23日 00:13
日本で作られた歌が「戦友」
ここはお国を何百里
離れて遠き満州の …と続く。歌詞は14番まであります。
若いときは軍歌なんて嫌でした。
でも今は、この日露戦争の原因と結果を知り、世界に与えた影響を思うと、
つくづく歴史の真実を知ってよかったと思います。
 
この「満州の丘に立ちて」は加藤登紀子さんの「ロシアのすたるじ」から聞いたのがよかったです。
4. Posted by haruka1   2019年07月23日 09:16
とうりすがりさん、情報ありがとうございます。

「満州の丘に立ちて」ですが、このような歌がロシアで歌われていたとは知りませんでした。曲を聞いて、調べてみてとても興味を持ちました。

加藤登紀子さんが歌っていたのも知らず、さきほど加藤さんのロシア歌集「ロシアのすたるじ」の中に曲名を見つけました。加藤登紀子さんは満州で生まれていますが、このようないい歌を歌っているのですね。

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