満州の丘に立ちて風雨 中原中也

2019年05月25日

万葉の薔薇

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写真は、古くからの日本代表種ノイバラ。家の近くの薔薇園では、日本の古代種ノイバラが咲いていた。 

   

道の辺の茨(うまら:宇万良)の末(うれ)に延(は)ほ豆の 
          
              からまる君をはがれか行かむ       万葉集 丈 部鳥

道辺のイバラの枝先に伸び広がる豆のように、別れを惜しみながら足元にからまっている妻を引きはがし、旅立たねばならないのでる。愛する妻を残し、関東から遠く九州へ赴任する防人の惜別の歌となっている。

普通、「君」は男性を指すが、ここは男女の区別なく敬愛の意を込めた「あなた」であって、妻のこと。
次は平安時代の古今集に紀貫之が、はじめてそうび(薔薇)を詠んだ歌。奈良時代の野生のノイバラと違った、中国からやってきた観賞用薔薇を、初めて見た印象を詠っている。

「我はけさうひにぞみつる花の色を あだなる物と いふべかりけり」 

(けさの「さ」とさうびの「さ」が重なっている) 私は今朝 初めてそうび(薔薇)を見た。きのうには無かった儚い(あだなる)花であり、 それは色っぽく艶めかしい(みつる)花の色だと言うべきものであった。



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今日の音楽

  「シューマン 流浪の

  テルツ 少年合唱団

少年のソリスト達それぞれがとっても個性的で素晴らしく、これは相当に高いレベル。テルツ 少年合唱団は、モーツァルト生誕200年祭(1956年)のとき南ドイツのアルプス山中、温泉地バートテルツ(Bad Tolz)に生まれる。

バイエルンの天使とよばれ日本のマンガにも登場。放送、オペラ、CDなどで人気。団員の少年は200人を数え、4つのグループに分かれて活動している。

Tolzer Knabenchor - R. Schumann - Zigeunerleben


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 ひめじ薔薇園 5月17日



naturococo at 00:45│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by じゅんちゃん   2019年05月30日 16:10
haruka1さん、こんにちは。
花々が咲き乱れる良い季節ですね!

薔薇には、本当に惹きつけられます。ひめじ薔薇園、すばらしいですね。
薔薇は育てにくい(とても虫が付きやすいです)ので、こんなすてきなお写真で楽しませていただけるのはありがたいです。(#^.^#)

古代のノイバラも魅力的です。

テルツ 少年合唱団、まさに天使の歌声ですね。
2. Posted by haruka1   2019年05月30日 21:15
じゅんちゃんさん、こんばんは。

一番いい5月も明日を残してもう6月、何だか日が過ぎるのが早いです。

今年のひめじ薔薇園は、なぜかこれまでにないきれいな薔薇が咲いていました。来る人みんなが、すごいと声をあげていました。それで17日〜27日の10日間の間に4回も出かけています。

その都度撮影テーマーを決めて、それに合わせたレンズレンズを持って出かけます。薔薇の場合は天気は晴れよりも曇りがよくて、光線が弱くなる午後3時半から4時半頃が番よかったようです。

最初はレンズが重たくて、少し持ち歩くと疲れるので、訪問回数を増やして、その分レンズを少なく持つようにしています。写真撮影はレンズの質で決まるのです。

そうそう、初めて聞いたテルツ 少年合唱団のレベルの高さに驚きました。自分も少年の頃からの経験があるのでとっても懐かしいです。




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