在りし日の歌より「曇天」中原中也身を知る雨

2019年06月18日

ヴィターリ のシャコンヌ 

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きょうの音楽

ヴィターリ のシャコンヌ ト短調

ヴァイオリン サラ・チャン
Sarah Chang 韓国系アメリカ人。10才のサラ・チャンに、ユーディメニューインが評価をしている。サラ・チャンの才能はあまりに途方もなく、この才能を生み出した自然の神秘にただ畏れ驚くしかない。(The New York Times)



シャコンヌと言えばバッハ(無伴奏ヴァイオリンの為の”パルティータ第2番”の終曲が「シャコンヌ」)、その次が「ヴィターリ のシャコンヌ」であろう。ところがバロック時代のヴィターリのシャコンヌ、誰が作曲したのか分かっていない。

曲名には時々、伝ヴィターリ ・シャコンヌと書かれている。フェルディナンド・ダーフィト Ferdinand DAVIDの教則本で、ヴィターリの曲とあったが、いまでは全否定されている。現在演奏されている曲は、このヴィターリのシャコンヌをレオポルド・シャルリエ (1867-1936)が編曲した編曲版である。

18世紀後半のフランスではオペラの劇場作品にシャコンヌ(三拍子の舞曲の1種)がよく流行った。それも暫くして消えて行った。19世紀には「バロック音楽の再発見」が起こり、多くの作曲家がJ.Sバッハの作品をモデルにしたような曲が流行した。


また同時に、埋もれていたバロックの曲も掘り起こされたので、この曲もその頃生まれた疑似バロックのようにも思ってしまう。しかし、ヴィターリの人気は、何といってもロマン派を思わせるような哀愁ある旋律と美しい変奏にある。

この曲が始まると、奏者も聴く人も作曲者のことは横に置き、ロマン香る作品にみな心を奪われてしまう。 


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naturococo at 00:05│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by じゅんちゃん   2019年06月20日 16:05
haruka1さん、こんにちは。

梅雨はどうなったのでしょう?
少し雨が恋しいです。

ヴィターリのシャコンヌ、初めて聴きました。演奏も素晴らしくて、ほんとうに「心奪われ」ますね。(⌒∇⌒)

サラ・チャン、五嶋みどりより10歳くらい下なのですね。アジアから世界のヴァイオリニストが出るのは、なんだか少し誇らしいですよね。

お写真、涼しげで、気持ちがいいです。
2. Posted by haruka1   2019年06月20日 18:20
じゅんちゃんさん、こんにちは。

6月もあと10日、梅雨の気配のない晴れの日々が続きます。これから紫陽花も咲くので写真撮りにも少ししとしと雨が欲しいです。

今回もバッハのシャコンヌと何度か聞き比べてみたのですが、逆にバロックのバッハの凄さがよく分かりました。さて、以前から気になっていたヴィターリ のシャコンヌ、これがバロック音楽だとはどうしても思えなくて、その謎解きに嵌まり込み、バロックからロマン派へ変遷でいい勉強になりました。

この曲ロマン香る、とってもいい音楽ですが、バッハとはとても比較出来ないです。サラ・チャンの演奏も久々です。ほとんど忘れていました。もう、紫陽花など6月の花が咲く頃、いい、雨が待たれます。

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