絵本「せんたくかあちゃん」「ヴェルレ−ヌの面影」中原中也

2019年08月02日

朝霧に 舟をしぞ思う

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    ほのぼのと 明石の浦の 朝霧に                                    
           島隠れゆく  舟をしぞ思ふ      古今和歌集 よみ人不詳


古今集の左注に「このうた、ある人の曰く、柿本人麿がうたなり」と書かれている。
かすかに明るくなってゆく明石の浦の朝霧の中で、島の影の中に消えてゆく舟のことを思う、

であるが、朝霧の霞みで船影が淡路島に隠れてしまう様子を、「舟惜しぞ思う」と、この一言が何とも気になる作品とさせている。もしかして別れを惜しむ、大切な人が乗っているのかも。

古今集は詠み人不詳とあるが、平安中期より柿本人麻呂の作品とされてきた。注意書きは柿本人麻呂没後200年余の後に出来た古今集で、いまでは大方が否定されている。

昭和43年に山陽本線に朝霧駅が出来た。朝霧の街から淡路島を眺める明石海峡は絶景である。古今和歌集の詠み人不詳の”朝霧”は、地名や駅名となりこの名歌を伝えている。

地名朝霧のすぐ隣に柿本神社があり、神社と密接な関係を持つ近くの月照寺の寺伝では、この歌に対し次のような仏教的摂理を解釈している。

ほのぼのと、、、「初生(ほのぼのと) 娑婆世界(あかしがうらの)朝立霧(あさきりに) 四魔滅(ま生)、修行平等性智(老)、菩薩如観察智(死)、涅槃成行作智(病)、法界体性智(苦)「生老死病苦」。



きょうの音楽


 津軽三味線 高橋祐 津軽じょんがら節 

津軽地方の三味線は、他の三味線音楽とは全く違った音楽として発達を遂げている。中でも、高橋竹山はまさしく津軽三味線の名人。
だが、この高橋祐も独特の奏法ですばらしい演奏をしている。津軽民謡の伴奏音楽だったものが、このような形で発展しているのに魅力を感じてしまう。




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 ルドベキア
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naturococo at 09:55│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by じゅんちゃん   2019年08月02日 16:37
haruka1さん、こんにちは。

お写真がなんともいいですね。

「明石の浦の 朝霧に」、先達て、明石海峡を訪れたので、なんだかとても親しい気持ちになります。実はタコを食べに行ったのですが・・・(^▽^)/

高橋竹山さんの津軽三味線は大好きだったのですが、高橋祐さんも凄いですね!

2. Posted by haruka1   2019年08月02日 20:48
じゅんちゃんさん、こんばんは。

写真は7月中頃の植物園で撮ってきました。お褒めありがとうございます。光線の入り具合を一番に見ながら、明るいレンズで挑戦しています。

じゅんちゃんさんが高橋竹山の津軽三味線が大好きとは驚きです。ほんとう、別世界の感じですから。一度聞くと虜になります。わずか3本の糸であれだけの演奏が出来るのですから。

明石のタコは美味しいですよね、、。あぁ、長らく食べていません。こちらでは、タコを買いにわざわざ明石まで出かけます。ついでに、明石焼きを食べてきます。続けてのコメントありがとうございます。

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