わが母の教えたまいし歌銀杏ちるなり 夕日の丘に

2019年10月31日

ハロウィーン Halloween

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10月31日はハロウィーン、古代ケルト人が起源とした宗教的なお祭の日。ケルトの1年の終わりが10月31日、秋の収穫祝いと、悪霊を追い出す宗教行事とが重なっている。

ハロウィーンは天国と地獄を彷徨う日でもある。ケルトでは収穫祭の夜に死者の霊が家族を訪ね、時を同じく良くない精霊や魔女達も彷徨うのである。

怖さのために仮面を被り魔除けの火を炊き身を守る。またカソリック教会の「諸聖人の日」のイブ(All Hallow's Eveオール・ハローズ・イブ)とが同一日となっている。

Halloween(ハロウィーン)という名は、オール・ハローズ・イブの語句から付けられ、収穫祭でもあるので、カボチャ、トウモロコシなど、収穫に感謝して産物が飾られる。

玄関のライトが点灯している家は訪問してもいい合図。子供達が夕暮れになると、魔女やお化けなどに仮装して、玄関の灯りのある家を目指してやってくる。

玄関先で「Trick or treat」、お菓子をくれないと悪戯をするぞと叫び、お菓子を求めてご近所を巡る。7年ほどアメリカのロスに住んでいたが、子供達の仮装は楽しみの一つであった。

会社の米人からのアドバイスで、お菓子が品切れになると、子供の年齢等に併せお菓子代の2倍程度のお金を渡していた。2〜3年過ぎると、夜遅く大きな子供たちが次々と訪れてくる

ようになった。これはまずいと、夜9時を過ぎると電気を消し、ひっそり過ごしていた。今、ハロウィーンは東京渋谷での「渋ハロ」が一番の盛り上がり。

10月25〜27日と31日の午後6時〜翌朝5時まで、路上や公園などでの飲酒が禁止された。規制が厳しくなったハロウィーン2019はいま大盛りあがり。

「25日、26日、27日は凄まじいハロウィーンのコスプレ仮装でした!」と、既に賑わいのニュースが出ている。

日本もいつの間にか10月 ハロウィーン、11月 感謝祭、12月 クリスマス。それらの行事を経て 新年を迎えるという、アメリカと同じ年末のスタート行事になってしまった。

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きょうの音楽

モーツァルト ピアノ・ソナタ 第18(17)番 ニ長調 第3楽章 KV576

ピアノ イングリッド・ヘブラー(オーストリア)

ヘブラーは、レパートリーをモーツァルトに特化して演奏をし続けている女性ピアニスト。モーツアルトのクラヴィーア・ソナタとしては、最後の作品。奔放で、スケールも大きいいがモーツアルトらしい緻密さも十分。



naturococo at 08:47│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by じゅんちゃん   2019年11月05日 16:26
haruka1さん、こんにちは。

気持ちよく晴れた秋の一日です。

ロスで、「Trick or treat」をご経験なさったのですね。お金に味をしめると「大きな子供たち」もやってきますよね。(⌒∇⌒)

以前に、スティルバーグが、ETの撮影で、丁度ハロウィーンの日と重なったときは、現場のスタッフもみんな終日仮装して働いたと言っていたのを思い出します。そんな子供の気持ちをもった人たちだからこそ、あんな名作が生まれるのですね。

ピアノソナタ8-14はしょっちゅうかけるのですが、後半は聴くことがまれです。でもやっぱりいいですねえ。
2. Posted by haruka1   2019年11月05日 23:55
じゅんちゃんさん、こんばんは。

この時期、時間が経つのが早いですね。気持ちが年末に進んできます。スティルバーグが言うように、ハロウイーンの格好をして仕事をしたり、12月にはサンタクロースの格好をして仕事をする人も出てきます。

スティルバーグの名前、懐かしいです。このハロウイーンからクリスマスまで、みんな浮き浮きムードで仕事をやっています。

モーツアルトのピアノソナタ8ー14、はとっても癒されます。次々と名曲が出来る能力に驚きます。

きょうは久々に山の家に出かけていました。キウイがまた実っていたのですが、また子供達と出かけて収穫します。

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