2019年10月24日
わが母の教えたまいし歌
きょうの音楽
ドヴォルザーク 「わが母の教えたまいし歌」
作詞:アドルフ・ハイドュク
メゾソプラノ:マグダレーナ・コジェナー(Magdalena Kožena', 1973年 - )
コジェナーはチェコスロバキア、ブルノ出身。すばらしい歌唱力を持ち、いまでは世界的な第一級の女性歌手。夫は前ベルリンフィル、現ロンドンフィルの指揮者サイモン・ラトル。
1995年にザルツブルクで行われた第6回モーツァルト国際コンクールで優勝。2003年、フランス政府より、フランス共和国芸術文化勲章「シュヴァリエ」を授与されている。
チェコの詩人ハイドュクがチェコ語とドイツ語に書いた詩に、ドヴォルザークが感動して曲を付けて歌曲にした。
歌曲集「ジプシーの歌」の7曲ある内の第4曲目である。荒野を放浪する女性ジプシーが、ひとり語りをするスタイルになっている。
Magdalena Kožena: Songs my mother taught me by Dvorak
「わが母の教えたまいし歌」
ドイツ語 歌詞 (堀内敬三 訳詞)
Als die alte Mutter mich noch lehrte singen, Tranen in den Wimpern gar so oft ihr hingen. Jetzt wo ich die Kleinen selber ub' im Sange, rieselt's mir vom Auge, rieselt's oft mir auf die braune Wange チェコ語(原詩) Když mne stara matka zpivat, zpivat učivala, podivno, že často, často slzivala. A ted' take plačem sněde lice mučim, Když viganske děti hrat a zpivat učim! | 母がわたしに この歌を 教えてくれた 昔の日 母は涙を 浮かべていた 今は私が この歌を 子供に教える ときとなり 私の目から 涙があふれ落ちる 私の年老いた母が 歌を教えてくれたとき 不思議なことにいつも、いつも涙を浮かべてた そして今 この日に焼けた頬にも涙が落ちる 私がジプシーの子供たちに遊びや歌を教える時には! |
naturococo at 03:53│Comments(2)│
この記事へのコメント
1. Posted by じゅんちゃん 2019年10月30日 15:48
haruka1さん、こんにちは。
ジプシーの歌というだけで、すでに心躍りますよね。
マグダレーナ・コジェナー、いいですね。それほど体格がいいほうではないので、素晴らしい呼吸法を実践しているのでしょう。
チェコには一度も行ったことがないのですが、なんだか懐かしい感じがして、惹かれます。
ジプシーの歌というだけで、すでに心躍りますよね。
マグダレーナ・コジェナー、いいですね。それほど体格がいいほうではないので、素晴らしい呼吸法を実践しているのでしょう。
チェコには一度も行ったことがないのですが、なんだか懐かしい感じがして、惹かれます。
2. Posted by haruka1 2019年10月30日 17:25
じゅんちゃんさん、こんばんは。
この歌、どこか違うと昔からそう思っていたのですが、詳しく知るとジプシーの歌でした。
まさしくこの歌はドヴォルザークお似合いの名曲です。
マグダレーナ・コジェナー詳しくご存じとは凄い。素晴らしい声で歌っていますが、まさに世界第一級です。今をときめくラトルの奥さんとは知りませんでした。
秋薔薇が咲いているので、明日にでも出かけてみます。
この歌、どこか違うと昔からそう思っていたのですが、詳しく知るとジプシーの歌でした。
まさしくこの歌はドヴォルザークお似合いの名曲です。
マグダレーナ・コジェナー詳しくご存じとは凄い。素晴らしい声で歌っていますが、まさに世界第一級です。今をときめくラトルの奥さんとは知りませんでした。
秋薔薇が咲いているので、明日にでも出かけてみます。