「黄金のスカーフ」の秋「彼らは私を醜いと呼ぶ」

2019年11月21日

「秋さらば」万葉のなでしこ 

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   秋さらば 見つつ偲(しの)へと 妹が植ゑし、

                             やどの撫子 咲きにけるかも       大伴家持  万葉集


秋になったら、これを見ながら私を思い出して下さいと、愛妾が植えた庭のナデシコが、いま美しく咲いたよ。(秋さらば:さらばは「去る」の語源から「来る、訪れる」など場所の移動を意味する)

天平11年(739)22才の時に、亡くなった自分の愛妾を悼んで詠う。撫子は秋の七草のひとつ。

夏から秋にかけてピンク、赤や白などの小さな花をつける。撫子の文字は、愛おしい娘に愛情を注いだ意が込められている。

清少納言が枕草子で、次のことを述べている。

「草の花は嬰麥(なでしこ)、唐のは更(さら)なり、大和のも いとめでたし」 この頃は誰しもが撫子を愛でていたようだ。


きょうの音楽


モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲 第3番」ト長調 K216

ヴァイオリン:アンネ=ゾフィー・ムター(旧西独・ラインフェルデン)

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲は5番まであり、第3番からモーツァルトの素晴らしい特色を持つ飛びっきりいい作品となっている。

第2番から3番まで僅か3ヶ月で大飛躍したモーツァルト、一体何が起こったのであろうか。レオポルト・アウワーが驚嘆したという、第2楽章のアダージオの旋律がいつもながら心地よい。

ANNE-SOPHIE MUTTER ~ Mozart Violin Concerto # 3 in G major - Camerata Salzburg



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naturococo at 00:04│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by じゅんちゃん   2019年11月23日 11:04
haruka1さん、こんにちは。

日々の温度差が5度以上というのは、凄いですね。今朝など15℃で暖かいなあと思ってしまいました。

でもこの温度差のおかげか、庭のモミジが頗るきれいになりました。

お写真の葉の赤、実に秋の深まりがよく出ていてすてきです。あまり遠くにお出かけになれなくても、これまでに随分良いお写真を撮られているので、それを見せていただくのも嬉しいですね。

撫子というのは憧れでした。「大和撫子」なんていう言葉は、私の頭上、はるかかなたを通過するだけでしたが。(^▽^)/

ヴァイオリン協奏曲、今回アップして頂いたおかげで、久しぶりに1〜5番まで全部聞きましたが、やはりいいですねえ。
2. Posted by haruka1   2019年11月23日 12:57
じゅんちゃんさん、こんにちは。

きょうは、じゅんちゃんさんのところの太陽が眩しい、すばらしい上天気です。
好古園の紅葉がやっと見ごろを迎えたのですが、出かけるのがしんどくて気合がなく、2年前の作品を載せました。

唐の撫子と大和の撫子などと二つあり、ニッコリでした。もうこの頃から大和撫子と使い分けがあったようですね。サッカーの皆さんは光栄です。

モーツアルトもいろいろと知ると面白いのですが、バイオリン協奏曲は僅か5曲です。そのバイオリン協奏曲第1〜第5まで、通して聴かれたとか、それは情熱。凄い。この3番などは僅か19歳の作品ですから、驚きのモーツァルトです。短期間の年齢であれだけの音楽ですあから、連続して聞いてみるのも一興です。

いま、音響装置は5年程前から山の家に移して組んでいるで、まじめに聞く回数が減り、PCで聴くのが増えました。

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